フルオロウラシルで肌のターンオーバー促進

フルオロウラシルはフッ化ピリミジン系の代謝拮抗剤で、抗がん剤のひとつです。代謝拮抗剤とは代謝の過程で生成される代謝物質の利用を阻害する物質のことで細胞成長や細胞分裂を妨げることでガン細胞の増殖を防ぐ効果があるのです。

もともと抗がん作用があるとして研究されてきたフルオロウラシルですが、美白効果や皮膚のアザなどに対する効果があることがわかってきました。抗ガン剤といえば副作用が強いというイメージがあります。これが美肌に効果がある? これはいったいどういうことなのでしょうか。

若くて健康な肌を維持するためには肌のターンオーバーを促進することが必要です。肌を作る細胞は28日周期で生まれかわっています。新しい細胞が作られ古い細胞は剥がれ落ちる、これが新陳代謝、別名ターンオーバーとよばれるものです。この新陳代謝が低下すると肌の生まれ変わりがうまくおこなわれなくなり、しわやシミなどの肌トラブルが起きやすくなります。では新陳代謝を促進することと抗ガン剤フルオロウラシルのあいだにはどのような関係があるのでしょうか。

フルオロウラシルは代謝拮抗剤として抗ガン作用を発揮します。そのため古くなった細胞を破壊することができるのです。新しい細胞を育てるためには古いものは破壊される必要があるのです。古い細胞を壊して新しい細胞を作る、この考え方は肌のターンオーバーを促進するというスキンケアの考え方と重なる部分が多いのです。

また肌のターンオーバーを促進することができれば美白にも効果があります。肌にできるシミや黒ずみは組織内に沈着したメラニン色素によるものです。新陳代謝を促進することができればこれらを解消することも可能になるのです。