月次アーカイブ: 6月 2015

紫外線が原因となる病の代表的なものには皮膚ガンがあります。
また日光角化症は皮膚ガンの前ガン状態のことを指します。
この皮膚ガンや日光角化症の治療薬として利用されている抗がん剤にフルオロウラシルと呼ばれる薬があります。
この薬には皮膚の色素変化(茶色いシミになった状態)を改善する効果があるとアメリカのミシガン大学医学部より発表がありました。フルオロウラシルは皮膚ガンの抗がん剤として軟膏が40年前から利用されており、この薬を利用した患者から皮膚の状態(シミなどの色素変化)が改善したとの報告があり、その後の実証試験により皮膚の状態を改善することが確認されています。
このことによりこの薬(フルオロウラシル)は、紫外線が原因となった皮膚のダメージを改善するために今後利用することが期待されています。
ここであげた日光角化症は日光に長い年月さらされてダメージを受けた皮膚におきる前がん性の変化です。これが一般的な皮膚ガンである扁平上皮ガンに変化することがあります。
フルオロウラシルとは、代謝拮抗剤のひとつです。体の中でDNAを合成するときに必要となる物質のひとつにウラシルと呼ばれるものがあります。このフルオロウラシルはウラシルの分子構造に似ています。そのためウラシルの代わりにDNAに取り込まれ、その合成を阻害することで抗腫瘍効果が得られます。多くのガンの治療薬として利用されており特に消化器系のガンを中心に利用されています。上記であげた皮膚ガン用には軟膏の形で製品化されています。
また副作用についての報告もあり、一般的なものとしては剤型による差もありますが下痢や出血性腸炎などの消化器症状やめまいやしびれなどの精神神経症状、脱毛や色素沈着などの皮膚症状ほかに腎機能や肝機能の低下などがみられます。

私たちの暮らしに欠かせないのが太陽です。
太陽はあって当たり前、全ての源と言っても過言ではありません。
ですが、その太陽光には困った問題もあります。
それが紫外線です。
太陽光の中には、さまざまな波長があります。
体に必要な太陽光もありますが、波長が長くなるほど、皮膚や目に有害になってきます。
紫外線は多少なら問題はないのですが、長時間、長期にわたって浴び続けると、皮膚がんを誘発してしまう危険性があることがわかっています。
そんな状態になってしまうと、治療方法も限られてきてしまいます。
しかし、紫外線による皮膚がんにも効果を発揮する薬があります。
それがフルオロウラシルです。
このフルオロウラシルは、実はがんに万能な薬で、皮膚がんはもちろん、胃がんや肺がん、大腸がんなどのあらゆる癌に効果的です。
皮膚がんに対しては、塗り薬として使うことができます。
フルオロウラシルに含まれる成分が、DNA合成に深くかかわる物質のウラシルに構造が良く似ています。
そのため、体内でウラシルと同様にDNAに取り込まれます。
そしてDNA合成を阻害して、抗腫瘍効果を発揮します。
そのため、がんに対して有効なのです。
皮膚がんも例外ではなく、皮膚に塗ることで、浸透して抗腫瘍効果をもたらします。
フルオロウラシルは長い間、皮膚がんに使われてきた薬で、誰でもわかりやすい使い方です。
軟膏になっているので、患部に伸ばして塗るだけでいいので、年齢を問わず使える薬です。
紫外線によって誘発された皮膚がんでも、がんができるメカニズムは悪腫瘍で同じですので、しっかりと原因に届いて、ブロックしていきます。
皮膚に使う場合は、比較的副作用も少ないので安心です。